もしかすると日本語解説サイトさんあるかもしれないですけど、忘れないうちにメモしておく!
久々にシムズ2オブジェクト作成作業をして思ったんですけど、小ぶりなオブジェクトをカタログで見たとき、サムネイルがすごく小さいものってありますよね?
例えば私の卓上鏡もそうなんですけど、クローン元がフロアミラーなので、それに合うようにサムネイルのカメラ位置が設定されているため、卓上鏡だと米粒状態。![]()
こんなんじゃリカラーの色も判別できないし、とても不便なので、カスタムサムネイルをオブジェクトに同梱したり出来ないのかなと調べてみました。
そして見つかったのが上記2つのチュートリアル。1つ目は最後までちゃんと読めていなくて理解できていないのですが、1つ目は2つ目の応用編みたいな感じだと思うんですよね、たぶん![]()
2つ目の方法だけで私の環境では反映されていたので、こちらを日本語で書いておきます。
当サイトで配布している卓上鏡において、このテクニック(?)を使用しています。
こちらの簡単なテストプレイでは何も問題は起きなかったのですが、もしもダウンロードしてくださった方で、何かおかしな点を見つけたら是非お知らせください…!
卓上鏡を以前から使ってくださってた方で新しいのへ入れ替えた場合、Ctrl キーを押しながらサムネイルを右クリックすればサムネイルが更新されますのでお試しください。拡大表示されるようになったはずです!
ってこれも配布ページに書いておくべきでしたね
あとで追記しておきます。
簡単に内容説明
これはサムネイルのカメラ位置を変えるテクニックです。
そのカメラ位置の設定ファイルを大本の package から抽出し、自分の package に追加して設定を調整する方法になっています。
自分のオブジェクトの大きさに近いオブジェクトの CRES を抽出
サムネイルのカメラ設定は CRES でされているようです。しかし、クローンした package にはカメラ設定は同梱されていません。
そのため、まずはインストールフォルダの大本の package から元にする CRES を抽出してきます。
![]()
SimPE の Finder から検索をします。
デフォルト設定では Plugin View 等が並んでいる下のタブの中にあると思います。見当たらなかったら、上部メニューバーから "Window" > "Scenegraph Resource Finder" を押すと出てくると思います。
![]()
Match に _thumbnailShape_cres をコピペし、その他のセレクトボックスを画像のように設定してから "Start" ボタンを押して検索してください。
![]()
で、どれを使うかですが…、基本的に自作オブジェクトのクローン元を探せばいいかと思います。
私の場合はフロアミラーを使うより、1x1 の装飾品から設定をいじるほうが簡単だと思ったので、sculptureChinaVase_thumbnailShape_cres を選んでみました。なんとなくファイル名からアタリを付けただけで、正確に何のオブジェクトかは判らないんですけど、おそらく右の画像の花瓶だと思う。
Results の中から選んで、ダブルクリック。
それが格納された大本の package が開きます。
![]()
Results で選んだものが Resource List のほうでも選択されていると思うので、右クリックし、"Extract..." を選びます。
そして適当な場所に保存。名前は変えても変えなくてもどちらでも OK。
自作オブジェクトに抽出した CRES をインポート
続きまして、サムネイルを変更したい自作オブジェクトを SimPE で開きます。
![]()
Resource List の適当な場所を右クリックし、"Add..."。さっき抽出した CRES を選んで開くと、Resource List に追加されるはずです。
![]()
下の画面を Plugin View に戻して、追加された CRES の _thumbnailShape_cres より前の部分の名前を変更します。変更する「Filename」は2箇所あります。
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- Blocklist の下にあるもの。
- "cObjectGraphNode" タブの Settings の中にあるもの。こちらは名前の先頭に ##0x1C050000! を付けるようです!
私は juna-tabletopmirror に変更してみました。他のクリエイターさんと同じ名称にならないように、作者名を入れておくといいんじゃないかな!
変更し終わったら "Commit"。
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次に、Tools > Object Tools > Fix Integrity をかけます(Update は押さなくて OK)。これで追加した CRES のグループやインスタンスが適切な値に変更されました。
Fix Integrity を忘れると、コピー元の CRES のデフォルト置き換えになってしまうのだと思う。
サムネイル用 CRES を参照するように設定
さて、先ほど名前を変えた2つ目の Filename から、_cres より前の部分をコピーします。
私の場合ですと、##0x1C050000!juna-tabletopmirror_thumbnailShape ですね。
今度は、元々あった CRES の設定をいじっていきます。
![]()
Blocklist より、thumbnailExtension を開きます。ここで thumbnailExtension がない場合、次の項をご覧ください。
![]()
右下のセレクトボックスが「Array」になっていることを確認し、"Add"。Items に追加された行を選択して、Name に先ほどコピーした文字列をペーストします。そして "Commit" します。
これでこのオブジェクトのサムネイル設定は、追加した CRES を参照するようになりました。
thumbnailExtension がない場合
サンプル画像は当卓上鏡から thumbnailExtension を一旦消した状態にしてみたものです。一応参考にってことで。私が参考にしたチュートリアルも合わせてご覧ください。
"Edit Blocks" タブから追加すればいいようです。
![]()
セレクトボックスを cDataListextension に設定し、"Add"。
ここで新しく追加されたリストの番号を覚えておきます。ここでは 7。
"Content" タブに戻り、"cObjectGraphNode" タブへ。
![]()
Datalist Extension Reference より、"add" でリストを追加します。追加されたリストを選び、Enabled を 0x01 に、Index には最後の 0 を消して、先ほど覚えた番号に設定します。
![]()
Blocklist から、追加された (cDataListextension) を選びます。
![]()
Name に thumbnailExtension を入力。
ここまで出来たら、上記の作業に戻ってください!
サムネイルのカメラ位置を調整
再びサムネイル用の CRES を Plugin View に出して、Blocklist から cViewerRefNode を選びます。
![]()
"cTransformNode" タブを開きます。ここでカメラ位置を決定します…!
![]()
おそらく基本的にいじるのは、Translation と Rotation ですかね。その他の値は Rotation をいじると自動的に変更されてました。
以下を参考に理想の位置に調整しましょう~。変更した後は "Commit" するのをお忘れなく!
| Translation: X | Translation: Y | Translation: Z | |
|---|---|---|---|
| 正の数 | 左へ移動 | 奥へ移動 | 上へ移動 |
| 負の数 | 右へ移動 | 手前へ移動 | 下へ移動 |
上記表は、Tutorial on Custom Cameras for Thumbnails の最後に貼られていた図解の説明を書き写したものです。図解がとても判りやすいので、そちらを一度見てみるのをオススメします!
3D のモデリングソフトで数値調べるのが一番手っ取り早いのかもしれませんが、私はゲームを起動して確認を繰り返し、勘で調整しましたw
卓上鏡の最終的な値はこちら。
![]()
そしてゲーム中での結果はこちら。
![]()
ちょっと上が途切れたけど、もう面倒くさいのでこれでw 無事、色が判別できるようになりました!
冒頭のほうでも書きましたが、Ctrl キーを押しながらサムネイルを右クリックすると更新されますので、設定変更したサムネイルを確認するときは是非活用しましょう。わざわざ Thumbnailsフォルダの package を削除しなくていいので便利ですよ。
以上です!

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