まずは拍手どうもありがとうございましたー!
シム関係ないけど、気持ちを落ち着けるために感想文書かせてください
「コレリ大尉のマンドリン」を観ました。
ニコラス・ケイジとペネロペ・クルスの恋愛映画か……興味ないわー、と永遠に観ることはないだろう映画だと認識していたのですが、クリスチャン・ベイルが出ていることを知ったので(先々月にふと演技の上手さを認識した瞬間に落ちてしまったw 今までなんとも思ってなかったのが全く不思議だわ)、ちょうどムービープラスで放送していたこともあり思い切って鑑賞。
まさか思いもよらず号泣してしまった…。が、主役はそっちのけでベイルさん演じるマンドラスの心情に。
以下、ネタバレしまくってるので、観る予定の方はご注意を。
まあ、始めにペネロペ演じるペラギアと婚約って時点で、あとあとコレリ大尉(ニコラス・ケイジ)にとられるの確実なのは判っていましたよ。
それに子供っぽいところとか戦争行く前の今生の別れになるかもしれない別れのシーンで、手紙を書くと言っていたペラギアに対して一言も話さず行ってしまったり、その後 100通手紙出しても音信不通だったので、ペラギアの熱が冷めるのも無理ないかなと思っていました(酷)。
しかし1度目に帰ってきたときに読み書きできないことを告白して、音信不通の理由は判った。ペラギアは医者目指してるし賢い人なので、言い出せなかったんだろうという気持ちも理解できたし。
でもせっかくペラギアが手紙読んであげてもなんだか心ここにあらずで、マンドラスもペラギアのことどうでもよくなったんかと思っていました。
が、最後の最後、実は手紙は字を読める人に読んでもらっていたことが判明。
ペラギアの 100通目の手紙には「あなたへのあふれる愛は枯れてしまった」とか「すべては思い込みで愛はなかった」とか書かれていたらしい
ああ、だからそれで慌てて(怪我しまくってるのに裸足で歩いて)帰ってきたんだ…とか、手紙読んでもらってるときに遮ったりしていたのか…とか、まだ傷が癒えきってないのにパルチザンに参加すると「たとえ死んでも意義のある死だ」とまで言っていたのか、そのとき微妙に涙目で泣くの堪えてたっぽいのはそういう訳か、などなどこれまでのマンドラスの態度や表情を思い返し、涙腺崩壊 エンドクレジット終わっても涙が止まらなくなってしまいました。主役2人のハッピーエンドなんて、もはやどうでもいいって感じでしたよ
あと何年か後のシーンでもう出てこなかったのは、島出て行ったからなのかな…。島守りたいひいては婚約者守りたいの一心で戦争へ行っただろうに可哀相すぎ
(始めのほうで、戦争終わったら結婚しようって言うから、典型的な死亡フラグがたってるじゃないか~と気が気じゃなかったのは余談。でもそっちのほうが良かったな…)
ああいう一途なんだけど言葉足らないため相手には判ってもらえず報われない、でも健気っていうのに私すっごく弱いんですよ~ ハリポタ7巻で某方の生き様というかなんというかにもしばらく引きずって、思い返しては泣きを繰り返していたんですけど、このマンドラスも思い返しては泣いてしまう。もう観てから3晩経ってるのに~。誰か助けて(笑)。
いい仕事しますなぁ、ベイルさん。
しかし、戦時中にコレリ大尉の陽気な人柄や音楽は救いになるとは思うけど、ドイツ兵と仲良くなったがために殺されてしまった島の女性を思うと、やっぱり占領している軍、占領されている島民の立場はわきまえるべきだと思いました。その女性が首吊りさせられてしまったのも、ある種の平和ボケが引き起こした悲劇ですよね…。パーティみたいなのは兵士だけでやってさ、島民と必要以上に交流を持たなければ、女性も気を許すことがなかったのになぁと。
ドイツ兵のイタリア兵射殺もえげつないなぁと思ったけど、その女性の出来事が私的に一番ショッキングでした。やったのはパルチザンのメンバーのはずなので味方だし、裏切り者として殺されるのも解るので…。
ああ、近代以降の戦争映画はほんと苦手です。時代物ならこう現実感もあまり沸かないし大丈夫なんですけどね。
とか言って内容よく知らずに「ディファイアンス」を観てしまったり(番組表の紹介で書かれていた“ユダヤ人”ってところで何故気づかなかったとorz)、今月もう2本も戦争映画観てる~ この季節、戦争映画が増えてきますよね。「ザ・パシフィック」、観るべきかやめておくべきか悩み中…。
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