ブリーク・ハウスが面白かった

BBCドラマの「ブリーク・ハウス」を観たんですが、めっちゃ面白かったです！
十代の頃と比べて近頃は登場人物の顔と名前がすぐ覚えられなくなってきたので（脳が衰えてる！？ 嫌～）、２話まではあまりよく判らず、続き観るのどうしようかな～と思っていたのですけど、３話から面白くなり始めて、そこからはほぼ一気に観てしまいました。
でも Wikipedia の「荒涼館」を見てみたけど、え、こんな話だっけ？ と思ってしまいました。ドラマはよりおもしろくなるように脚色をされていたり、演出のせいもあるだろうとは思うのですが、読んでみようと思えない紹介だったな…。簡潔にさらっとネタバレされているので見ないほうがいいと思います。ディケンズなので知らない私のほうが少数派かもしれませんが、どんな話か気になった方は、荒涼館あらすじネタバレなしがおすすめです。

ただ名前は覚えられないけど、顔に特徴のある人ばかりで助かりました。今 AXNミステリーでシーズン２放送中の「THE TUDERS～背徳の王冠～」とか、トマスが何人もいるし、似たような髪型の人がいて、覚えられなくて困ってます(笑)。主役のヘンリー８世ですら、チャールズ・ブランドンと最初見分けつかなかったし まあ、放送しているのに気づいたのがシーズン１の第８話からなので、そこから観始めたので無理ないかもしれないですが。

で、「ブリーク・ハウス」。あれ、ジャーンダイス対ジャーンダイスの裁判なんですね。字幕では「ジャーンダイス訴訟」とまとめて書かれているけど、音声からはやたらリズミカルに「ジャーンダイス ジャーンダイス」って聞こえてくるので、なんでわざわざ繰り返し言うんだろう？ ジャーンダイスが英語で訴訟とかいう意味があるのか？ とかアホなことを思ってました(笑)。よく聞いてみるとただ単に繰り返しているんじゃなくて、間に and が入っているっぽいです。リズムが小気味好くて笑えました。

それにしても久々に悪人にムカついたドラマでしたよ。ここ１年では昨年夏に観た「ダークナイト」のジョーカーがやるせない気分にさせられたけれど、それでもタルキングホーンに軍配を上げたい(笑)。基本的に嫌いなキャラができにくくて、わりと悪役のほうに心奪われることが多い私なんですけど、タルキングホーンとスモールウィードとスキムポールにはめちゃくちゃ憎しみを感じてしまいました（警部にもちょっとムカッとした）。今後これらを演じた俳優さんを見たら、まして善人役なんてしてたら、冷静に見れるか判らないです(笑)。まあ、それだけ演技うまくてハマっていたとも言う。

あとミス・サマソンが素敵！ 美人ではないけど、すごく善い人でとても賢くて慎み深いけど自分の意見を言うときははっきり言うし憧れる～ あんな女性になりたいものですなぁ。
それとエイダちゃんが童顔で可愛くってきゅんきゅんしてました(笑)。「プライドと偏見」にもエリザベスの笑い上戸な妹役で出てたので、それで名前知れてラッキーでした。キャリー・マリガンさんですって！ って 2009年のアカデミー賞主演女優賞ノミネートされたり、有名な人みたいですね 授賞式見てたのに覚えていないとは何事か…。

こんな濃厚な人間ドラマを観たら、もう日本のドラマは見れないですね…。脚本・演出的にも演技的にも…。まあ、フィギュアスケート以外でほとんど地上波見ていないけど…。がんばれ日本！（興味はないけど W杯的な意味でも） 映画では今「告白」がすごいらしいですけどね。

いつも感想書くと無駄に長くなってすみません。

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